はじめに
「なんでこの時計、いきなり高く売れるようになったの?」
実はその背景にあるのが「海外バイヤーの動き」です。
国内市場だけを見ていては見逃してしまう、買取価格高騰のサインについて解説します。
なぜ海外バイヤーの動きが価格に影響するのか?
海外バイヤーは、日本国内の中古市場から良質な時計を大量に仕入れ、自国で販売します。
特に注目される理由:
- 日本は「付属品完備・状態良好」が多い
- 為替の影響で“買い得”になるタイミングがある
- 海外では入手困難なモデルが流通している
このような背景から、海外バイヤーの動き=需要の増加=買取価格の上昇につながるのです。
実際に価格が跳ね上がった事例
■ ロレックス デイトナ(Ref.116500LN)
- 2022年:相場270〜300万円
- 2023年初:海外需要増+円安で相場一時350万円超
- 海外バイヤーがまとめ買い → 国内在庫が減少 → 高騰
■ パテック・フィリップ ノーチラス
- 世界的に生産終了が発表されたことで海外市場が過熱
- 国内でも即価格上昇、プレミアム化
高騰しやすいタイミングとチェックすべきニュース
タイミング | 内容 | 価格上昇の可能性 |
---|---|---|
円安の進行 | 1ドル=140円以上など | 海外バイヤーが買いやすくなる |
海外の展示会(Watches & Wonders など) | 新作発表で旧モデル需要アップ | 特定モデルが高騰 |
輸出制限や関税変更 | 特定国で手に入りにくくなる | 並行輸入品の需要上昇 |
情報元はX(旧Twitter)のバイヤー投稿、業者オークションの動き、為替レートニュースを定期的にチェックするのがコツです。
損しないために今すべきこと
- ✅ 海外人気モデルかを確認(Refナンバーなど)
- ✅ 付属品・保証書を保管しておく
- ✅ まとめ買いをしている業者の情報を見ておく
- ✅ 買取査定は「海外バイヤーとつながりのある業者」に依頼
まとめ|売り時を逃さないために
海外バイヤーの動向は、「静かに始まり、急に値段が上がる」傾向があります。
日頃から情報をチェックし、少しでも高く売りたいなら、一度査定に出して価格感を把握しておくことが最重要です。
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